◎米国に対する食品の輸出に関する情報です。アンケートへのご協力もお願いします。
平成23(2011)年1月、米国において「食品安全強化法」(Food Safety Modernization Act:FSMA)が成立し、米国食品医薬品局(FDA)の権限強化が図られ、HACCP の考え方を基盤とする衛生管理が義務化されます。今後、同法の最終規則が順次公表・施行されていく予定であり、例えば食品製造における予防的管理については、平成28(2016)年8 月から実施される見込みです。これにより、農林水産物・食品の輸出に携わる我が国の生産、製造、輸出事業者の活動に影響が及ぶと考えられます。
米国は我が国からの農林水産物・食品の輸出額が第2位の主要な輸出先国であり、農林水産物・食品の輸出拡大を更に進めていくためにも、FSMA に対して円滑に対応していく必要があります。
ついては、現時点で入手可能な情報に基づき、FSMA の概要を解説する資料等が作成されたのでご参照 ください(資料1)。
また、農林水産省においては、「FSMAメーリングリスト」を近日中に構築し、随時情報提供を行う予定です。米国向けの輸出をすでに行っている方、今後行おうとしている方については、何らかの影響が予想されますのでメーリングリスト登録用紙(資料2)により登録し、情報収集に努めてください。
さらに、農林水産省においては、FSMA に関する実情を把握し、今後の政策立案の参考とするため、事業者の方々に対してアンケートを実施するとのことです。アンケート(資料3)へのご協力をお願いします。
なお、事業者の方々がFSMA に対応するに当たって参考となる支援策として、「食品の製造過程の管理の高度化に関する臨時措置法」に基づく支援及びHACCP 導入研修等に関する情報についても、併せてご参照ください(資料4)。
別添資料
・資料1 米国食品安全強化法(FSMA)の概要(PDF)
・資料2 FSMAメーリングリストへのご登録のお願い(Word)
・資料3 FSMAに関するアンケート(Excel)
・資料4 HACCPの導入等に関する支援(PDF)
【FSMAに関するお問合せ先】
農林水産省輸出相談窓口
(直通)03-6744-7155(受付時間 平日9時30分~12時及び13時~18時15分)
【参考ウェブサイト】
○独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
「食品安全強化法に関する情報」
http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/foods/fsma.html
○農林水産省食料産業局輸出促進グループ
「農林水産物等の輸出促進対策」
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/index.html
○米国食品医薬品局
「FDA Food Safety Modernization Act (FSMA)」(英語)